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メモ書きそして覚書

ごごナマ 森友嵐士 復活の軌跡 T-BOLAN

心因性発声障害とは

ある日突然声が出なくなる。原因は精神的外傷(ストレスや深い悲しみ)声帯に異常はない

マチュアと違って、やりたいことをやりたい環境でやりたいだけやらしてもらえた。廊下の途中で寝てて。どってことないんだけど。ストイックっていうか、僕らの世界ってどっか破壊的なものがかっこよかったりするじゃないですか。自分でもそんなの感じていたし、自分自身全体が削ぎ落とされていく感。それでいいと思ってた。壊れていく感じの刹那。俺の生き方自体が、自分のバランスを崩すような生き方を選んでいたのかな。

異変は94年~95年

ツアーのリハーサルからちょっと調子が悪くなって。ある瞬間から息漏れして。最初からじゃなくて、あるきっかけが。そこから調子悪くなって中断したり。休んだりとか。もちろん病院にも行ったんですけど原因がわかんなくて。かなり肉体的もストイックにしてたんで。みんなも「少し休めば」あんま食べるの好きじゃなかったんだよね(笑)

美保 だいたい小食だし
食べると眠くなるし、食べる時間で曲作りたいみたいな。あんま食べるの興味なかったし。休めば治るんじゃないかなってぐらいで。

阿部 歌う時の声が出ない?
最初の頃は話すときは気になってなかった。やっぱ歌ですね。
阿部 いろんな心療内科とか廻られたそうですね
ありとあらゆる所へ行きましたね。時間とともに。歌もやめなかったし原因もわからなかった。レコーディングそのまま入っていくし。なんで俺調子悪いんだろって。結構辛かったですよ。なんでできねえんだって

船越 大きなツアーの最後にドクターストップがかかって
ありましたね。大阪2Days、調子悪かったんで病院行って。ひとつ病名出たんだけどあんまり良くなくて。びらん性声帯結節だったんですけど。結構状態悪くてドクターストップ出されて。このあと本当保証できないからって言われて。神戸の震災の年だったんですよ。手紙もいっぱい来てて。被害に遭われた方々が「家がなくなったのにチケットがなくなったからどうしたらいいでしょうか」ちょっとまって、ライブどころじゃないだろと思ったけど。その年の大阪公演はすごく思い入れもあったので。自分の声帯のことと、嫌でも行かなきゃみたいなことと。二つにすごい揺れたというかね。

船越 ステージの寸前でライブが中止、ドクターストップだから。だけどお客さんが揺れてる。みんなが必死になって嵐士を止めたんだけどそのまま振り切ってステージに出て歌っちゃったんですよ。
阿部 ジレンマですよね
船越 それが最後のステージになっちゃった

シンガーとして状態が悪いのに歌うのはどういうことだと、もちろん言われたし。出ないわけにはいかなかった。行きたかった。
美保 ロックやってる人って命知らずっていうか
感情で動いてますよ。一番大事だし、そのエネルギーで動かされてる

10年後も治っていない可能性があると告げられて

絶句。本当に治らないのかなと思いましたね。お医者さんには「10年後、治らないかもしれない」そんなバカなことがあるかコノヤロー、すぐ治してやるぜって強気で最初はスタートしたんだけど。やっぱなかなか前例もないし、治す方法がなかった。手探りでやっていく日々でしたね。歌があるから。歌がなかったら...でも船越さんも同じじゃないですか?そこがやっぱ自分の真ん中にあるから。それがないと生きててもただ時間が過ぎてくだけで、実感がないっていうか、気が入んないっていうかね。そんな感じがしましたね。今までやった時間をかけても戻んないというのか、あなたはってね。絶対に治してステージに立つ思いは変わらなかった。いろんなお医者さん回って、最後にこのドクターで。自分の力で治していくしかないんだなと決断、決心しましたね。

解散

仕方ないですね。治るかも知れないだと、少し待っててくれないかと言えるんですが、さすがに10年後治ってないかもしれないと言われた病気に対して、メンバーの時間を止めなきゃいけないんで。T-BOLANがあることでメンバーの音楽生命が止まってしまうでしょ。それを自由に。やっぱり待つと、俺も急がなきゃいけないし、無茶苦茶になると思った。解散が一番いいだろう。それぞれに自分の可能性に挑戦してってほしい、治れば再結成もできるしって。

阿部 メンバーはどんな反応だったんですか

う~ん....複雑だったと思いますよ。一緒に作り上げてきたので。でも、俺が苦しいですよって言って。誰も俺に触れられない状況だったし。触ると壊れそうなんじゃない。どうしたいというよりは、早く元気になってくれという思いでいたんじゃないかと。

阿部 その間メンバーの皆さんと連絡はとっていたんですか?

解散してからですか?ないですね。仲間が一緒に音楽を作っていたんじゃなくて、音楽を作ってる奴らがバンドを作るためにやってきた。一人ひとりとは音楽でつながっていた。音楽ができない僕自身と、メンバーがつながることはないですね。

引越し

阿部 引越しもされましたよね?

良くご存知で(笑) もともと富士の山の中にスタジオがあったんですね。声出なくなってしばらくは休む気にもならなかったので、ある時久しぶりに行ってみようかと。森の中でテレビもないし、その当時ケータイも繋がらなかった。90年代のあの頃って仲間たちもトップシーン駆け上がってたし。町に行くと仲間の声がバンバン聞こえてた。「今度の新曲いいね」言ってたんだけど、自分が歌えなくなると素直に仲間の今を喜べない気持ちが大きくなって。やんなっちゃうんですよ自分に。なんでこんなふうに思うんだろうと思う自分も嫌だったし。山の中に行くとそこに触れないから思わなくて済む。邪魔なものに引っ張られなくて済むし、自分の感情に振り回されない。リハビリやるにはこれが一番いいのかなって。1週間いると最初のうちは時代に取り残された感じ。東京に戻っても声にプラスには全然ならない。1週間かけてまた思い出して。歌に向き合うには富士のほうがいいよなあ、また行って....を1~2年繰り返してた。行ったり来たりでなかなか決心つかなかったけどある時、声にプラスになることのみ、マイナスは一切排除しよう、そのためには暮らす場所も東京じゃなくて、富士の山の中がベストだろう。ムササビが飛んできたり。
リハビリ自体は、歌えない歌と向き合うことなので、多分人生の中で一番苦しい。なかなかうまくいかないので俺も滅入る。森ってすごいのは、光とか風とか緑、そういうのってすごい癒してくれるんですよ。言葉もパワーをくれるけど、自然、日だまりの中に体をあずけて。めげて、レコーダーを壁に投げて壊して、ふと落ち着いてひだまりに体を預ける。自然の流れはすごく落ち着かせてくれる。力がある。きれいなもの、美味しいものは本能的なものを元気にしてくれる。そしてスタジオに入ってさあやるぞ....

ボイストレーナー福田美代子さんとの出会い

最初の提示は「歌わせない」

声を取り戻すボイスセラピーの専門家。

コーヒーにする?紅茶にする?すごく穏やかに「今週は何があったのかしら?」1時間ぐらいあっという間にたって「じゃまた来週」...何回行ってもずーっと同じことが続いて。いい加減にしろ、俺は歌を取り戻したいんだ、話をしに来たんじゃないって。

福田:(第一印象について)....話し方でもわかりましたけど、これはちょっと大変と思いました。「あ」が出ない。医者から紹介されてくるのですから、いろんな悩みを持ってくる。発声を直したりリラックスさせて。彼の場合それを受け付けないぐらいひどい状態だったんですね。喉の状態から、たぶんハートの面でも。
(鏡に向かって)まっすぐ歩くんですけど後ろに手を動かす。脇の下あたりが楽になってる状態で声が出るかなと思ったけど全然できない。普通の人なら出来るんですけど全くできなかった。

どういうことですか?と聞いたら「歌は心と体の総合芸術だ。森友さんは心も体もバランスが悪い。この状態で歌を始めることはできません」って言われて。

魚釣りを仕事だと思いなさい

音楽やる前、魚釣りやってたんですよ。おやじとも。リハビリやりながら魚釣りも復活させたんですよ。先生曰く「魚釣りの話してる時が一番嬉しそうだから」声を戻さなきゃいけないのに魚釣りって、なんか遊んでる感じでしょ?自分の中で釣りに行くことに関して罪の意識があった。でも先生に「それが一番大事だ」と言われて、行く理由ができた。これでいいんだって許してもらえた感じがして。一生分釣りしました。

五味孝氏さん(ギター担当)

音源作りたいのがあって。歌えなかったので五味とミュージシャン何人か呼んで。解散から数えると7年ですかね。少しずつ元気になって外にも出始めていろんな人にも会って。映画の音楽作るんで。
「もう過去には戻らない。ここからが出発」最初の頃って、T-BOLANの自分に戻りたかったんですよ。昔の自分に負けた気がずっとしてて。五味とのこともあったんですけど、息子が生まれた時に、生き方として、過去の自分に戻ろうとしてるオヤジでいいのかな?と思ったんですよ。やり方が違う。ゼロにして始めよう。新たな、歌ったことのない課題曲。それが「上を向いて歩こう」だった。直感ですね。近藤房之助さんが大好きで、彼のライブで歌ってらしたのが印象に残ってて。キーワードがいいでしょ。でもどうしても漏れる。漏れるところをチェックしてって。ひとつ消え、ふたつ消え。よくなった、少し良くなった、リハビリに入る意味が変わってきた。自分を褒めることは大事。100Mのうち70M行ったとして、行った距離を褒める人と責める人がいる。「あと30M行けたのに」って。

2010年ソロで再出発~T-BOLAN再結集

まんまと自分がサプライズされた
森友嵐士『抱きしめていたい』 - YouTube

東日本大震災後、メンバー再結集。気持ちと結果は違うけどどう思ってるかと、山中湖にメンバーを集めて合宿。
ラスト、ピアノ弾き語り「上を向いて歩こう」「離したくはない」

うわぁよかった。

T-BOLAN ~夏の終わりに BEST~ LOVE SONGS+1 & LIFE SONGS (DVD付)

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